1月17日は「防災とボランティアの日」。
阪神淡路大震災から今年でちょうど30年になります。
平和な日常を過ごしているときには忘れがちですが、だれでもどの家でも、少なからず被災します。
災害の怖さ、防災の大切さについて思い返し対策することが、大切なあなたとご家族の生活を守ることにつながります 👨👩👧👦 🏡
外構は雨ざらし風ざらし雪ざらしですし、火災や地震はいつ発生するか分かりません。
被災時が真夏や真冬であったり、停電や断水があると建物は無事でも生活が大変です。
今日は、外構の被害を抑える方法と、災害時に活躍する外構でできる防災アイテムを紹介していきます。
■目次
カーポートが被災するのは、強風と積雪です。
おすすめなのは、YKKの「ジーポートPro」です 🚘️ 風と雪に対して最高レベルの強度があり、デザインが良く、オプションは多く、さらに価格が抑えられていて、総合力で右に出るカーポートはありません。
1台用から3台用まであり、間口連結をして6台用にすることもできます。
積雪30cm〜300cmまで7段階あります。積雪3mにも耐えられるカーポートと同じシリーズだと思うと安心ですね 😌 ☘️
上の図は正面から見たカーポートの柱・梁・折板屋根材の厚みです。30cmでは見えている梁の面積が小さいですが、積雪50cmと2mの切り替わりで大きくなっています。
オプションは、軒天パネル、高意匠鼻隠し、明かり取り屋根、梁延長、間口延長、ダウンライトなどがあります。
ソーラーパネルを搭載することができるので、停電時にも役立ちます 😯 🔌 ⚡️
電気自動車のバッテリーを蓄電池として使えば、災害時にバッテリーから電気を使えますし、車中でクーラーや暖房をつけたり、充電して避難所に行くこともできます。
屋根形状や強度、直射が当たらないなどの理由から住宅に取り付けられない方、住宅屋根にすでにあるけれどリスク分散・電気量確保のため増やしたい方におすすめです。
一般的なポリカーボネート屋根での対策としては、なるべく高強度のカーポート(LIXILフーゴ、YKKアリュース積雪用など)を選んだり、着脱式サポート柱などのオプションを追加すると良いでしょう。
LIXILには屋根枠を補強するような部材があったり、
YKKには屋根を飛びにくくする屋根ふき材補強部品があります。
サイクルポートでは、LIXILの「カーポートST」が風と雪に強くおすすめです 🚲️
柱が折れるよりは屋根が飛んだほうが修理費は抑えられますし、屋根が手元にあって破損していなければ、強度は弱くなりますが再利用することもできます。
屋根を飛ばしたくない方はロープで巻き付けておくというのも一案ですが、それによりカーポートにどんな被害が出るかはわからないので、周囲の環境などから判断しましょう。
テラス屋根・サンルームに関係する災害は、強風と積雪です。
テラス屋根は、YKKの「ソラリア 積雪100cm対応」がおすすめです。
外壁に直接取り付けたくない方は、柱が4本になる独立仕様にすることもできます。
バルコニー屋根は、積雪50cm対応が最大強度になります。
サンルームでは、唯一の積雪150cm対応であるYKKの「ジーテラスneo」がおすすめです。
折板屋根なので、高強度と引き換えにお部屋は暗くなります。。
採光がとれるポリカーボネート屋根を組み合わせることができるので、気になる方はご活用ください。
少し強度は劣りますが、価格とデザインのバランスが良い、YKKの「ソラリア 積雪100cm対応」もおすすめです。
ソラリアのテラス屋根とテラス囲いには、以下のオプションを取り付けることができます。(横材は独立テラス屋根のみ)
サンルームは、植木鉢や飛ばされそうなお子様の自転車などを汚れをそこまで気にせず取り込むことができるのでいいですね 😊
フェンスに関係する災害は、強風です。
おすすめなのは、四国化成の「クレディSG」シリーズです。
目隠しフェンスは風を受けやすく、強風で湾曲したり折れることも。
支柱ピッチ1m※の場合、基準風速V0=46m/s、自社基準の耐風圧強度は55m/s です 🙌 ※柱を建てる間隔のことで、通常は2mピッチです。
クレディフェンスは、強風に打ち勝つため支柱まわりをアップデートしました。
従来品と比較したものがこちら↓
ひとまわり大きく、厚みが増しています。
クレディより少し強度は劣るものの、デザインと強度を両立されたい方は「アレグリア」シリーズがおすすめです。
支柱ピッチ1mでは基準風速V0=42m/s、自社基準の耐風圧強度は50m/s です (H12は除く)
ブロック積みに関係する災害は、地震です。
老朽化したり、高すぎたり、上から積み重ねていたり、地盤が強くなかったりすると、地震によって倒壊する可能性があります。
対策としては、以下のものがあります。
■ブロックとフェンスを組み合わせる
上部はフェンス、下部はブロックにすることで、もし倒れても被害を抑えることができます。すでに高い塀がある場合も、上部のブロックのみを撤去してフェンスを建てるリフォームができます。地域によっては助成金が出ることもあります。
■スクリーン・ボードを建てる
ブロックを使わず、柱を建てて自立するスクリーンや、板を柱に貼り付けたボードフェンスを使用することで、倒れたとしても重量がかからず被害を抑えることができます。
・スクリーン
・エバーアートボード
■控え壁をつくる
利便性や景観から敬遠されがちですが、とても重要な役割がある控え壁。後付けでも設置できます。
現地調査に行くと、長い塀でこれを作っていないがために若干傾いていたり、控え壁とブロック塀の間に隙間ができていることがあります。敷地に高い塀がある場合は、一度確認してみてください。
大雨で土留めが崩れることもあるので、その際には新たに塀を建てるなどの対策もあるとよいでしょう。
台風による強風は予測できるので、あらかじめ対策することが可能です。
ドア形状の門扉は紐で固く縛るか、くくりつけるところがあるなら開けておいたほうが、損傷のリスクを抑えられます。伸縮門扉は開けて紐でくくりつけましょう。
雨水桝は、稀にどこかの家庭の蓋が外れて風が入り、パイプを通ってご自宅の雨水桝蓋が飛ぶ可能性があるので、石などの重りを置いておくと安心です。
樹齢のある木は倒木のリスクがあるので、ご自宅や隣地の様子を確認しておきましょう。
最後に、災害時に活躍する様々なアイテムをご紹介します。
■停電
カーポートの項目でもご紹介した太陽光発電。電気自動車をお持ちの方は、車内を避難場所にしたり避難することもできます。
■断水
カーポートやテラス屋根にも取り付けられる雨水タンク。こちらはYKKの商品ですが、市販にもあります。
■火事
消防を呼んだ後に安全を確保したうえで、あるいはボヤ程度に、ホースリールがあれば消火できます。もし隣地が火事になった場合に、ご自宅の壁を濡らして延焼を防いだり、ご近所の火事に対応したりできます。
ほとんど発生しないリスクですが、数千円の費用でハイリターンですし日々の生活でも使えるのでおすすめです。
ちなみに、家庭用消火器は5000円程で買えますが期限は5年程度と、買い替えの手間があります。
津波や床上浸水があった場合も、広範囲に水を撒いたり、蛇口まで往復せずに水を使用することができます。
人工芝は、防炎素材のものにされたほうが安心です。リアル人工芝やリアリーターフは日本防炎協会認定の防火登録品になっています。
■地震
タカラスタンダードのユニットバスは、唯一耐震性のある構造になっています。
浴室ですべって怪我をしたり、浴槽内で溺れてしまわないように。元からリスクがあるところなので、揺れが小さくなる構造は安心ですね。
ご自宅に空きスペースがない方や、リスクを分散したい方には物置がおすすめです。
地震で家が半壊・全壊になった時、玄関ドアが開かなくなったとき、すぐに避難しなければいけないとき、資材をすぐに取り出すことができます。寝袋や不要な服・下着、給水用タンク、携行トイレやキャンプ用品、ソーラーパネルなど、あればあるほど助かるけれど普段は全く使わないものを、敷地のデッドスペースに置いておくと安心です。
■さいごに
ここまで長らくお読みいただき、ありがとうございました 🧑🚒
外構でできる様々な災害対策、いかがでしたでしょうか?
台風、地震、火災、大雪、停電、断水、津波、浸水、落雷、竜巻、土砂崩れ、氾濫…挙げればキリがない日本の災害。
自然相手に人間は敵わないので、できる対策は万全にして、悔いのないようにしましょう 😌
現地調査やお見積もりは無料でご対応させて頂いておりますので
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